2.材料の収集
次に、主鏡を納めるエンドリングの選定をしました。『軽量化』と収納を考えた『小型化』、それに『見栄え』が課題ですからあれこれ悩んでDIY店やデパートなどを見たのですが直径が35cm以上の鍋や釜は家庭用品には見当たりません。
35cmの鍋などは30cm鏡にはピッタリなのですが・・・、ここでも40cm鏡の大きさと悩みを感じてしまいました。
そんな感じで悩んでいた時に、石川町で『鍋トラスの木村さん』から業務用なら60cmまで・・・というお話を伺いました。そこでネットで調査すると、いゃあ、プロ用にはあるものなんですね!! 寸胴鍋も両手鍋も超大型のものが結構あるんです。
結局、軽量と形の良さ、それに強度的に満足しそうな落とし所から
48cm
の『アルミ揚げ物鍋』を選定しました。
アルミ揚げ物鍋と主鏡
この鍋、ちょっとやそっとでは変形しそうにない強度があって、それでいて重量は3.2Kg、「レレッ、何でこんなに軽いの??」と言った感じなのです。
ところが
『アルミ揚げ物鍋』
を購入した頃から業務用や店舗用としての
『厨房用品』
のオークションを良く見るようになったのですが、この分野だと使えそうな素材がいろいろと出てきて、これから望遠鏡の材料を調達を目指すにはかなり有力なサイトであることが判りました。
鏡筒に使えそうな厨房用品としては『揚げ物鍋』の他にも『両手鍋』や『寸胴鍋』もたくさん出品されています。下の写真はオークションから拝借したものですが・・・、
左:ミラーセルのエンドユニットとして使えそうな『両手鍋』
中央:接眼部のトップリングとして使えそうな『外輪鍋』
右:トップリングにもエンドユニットにも使えそうな『寸胴鍋』
そして、オークションや業務用厨房材料メーカーの製品紹介をよく見ていると時々もっと理想に近い材料も出てきます。
左:『ガス炊飯釜の内釜』、鋳込みリブ入りしかも直胴なのでエンドユニットには最高??
中央:『アルミ長生せいろ』、鋳造材の切り出しで両端のリムが厚い。トップリングとして強度抜群
右:『羽釜』、この形には哀愁を感じません??、羽付きで強度抜群エンドリング用??
そんなわけで、改めて鏡筒材料の見直しをしてみた結果、エンドユニットは多少重量が増加しても重心が後に行くのでOK、トップリングは重心位置を考えるとできるだけ軽量な方が・・・ということで材料を再選定してオークションに挑戦することにしました。
結果的に下の写真はトラス鏡筒用として購入した材料です。
トップリング用としては内径450mmの『アルミ寸胴鍋(Don:アカオアルミ製)』、エンドユニット用には口径470mmの『ガス炊飯釜の内釜』です。
これらの材料はアルミパイプと組み合わせて上の図のようなトラス構造の鏡筒にしようと思います。これで真性の『鍋ソニアン』鏡筒ということになります
ところで・・・、もう一つ検討していることがあるのです。それは、採用をあきらめきれない『羽釜』なんです。もちろん、上のイメージ図のような『鍋ソニアン』に出番はないんですけれども、下のイメージ図のようなことができ得るのか・・・検討中です。
『羽釜』の最大のメリットは『羽』にあります。釜底の中央に中心軸をあけて、羽釜の羽がホースシュー式のドライブリングになるのです。もちろん『羽釜』そのものが旋盤加工されているので真円性はOK、軸体が完全に一体物なので強度的にも問題なし・・・。全体の高さも十分に低くできるでしょう。問題は口径が560〜600mm程度必要となる『羽釜』の重量が折り合うか・・・・。
どなたかそんな『羽釜』お持ちではありませんか〜〜。
これが上手くできるのならば正真正銘、『鍋釜ソニアン』と名乗れるのですが・・・。
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