こと座のM57 

 「こと座」のM57はとても小さい星雲ですがたいていの方は「リング星雲」という名前でご存じのはずです。

 太陽ような恒星が一生の最後にガスを宇宙空間に吹き出してできたものです。口径20cmクラスの望遠鏡でよく見ると淡いガスのリングの真ん中に白くて小さな星のいることがわかります。

撮影:北軽井沢観測所 22cmシュミットカセグレイン

直焦点(f=1880mm)  露出45分間

 望遠鏡を通して見るリング星雲の姿は、さながら宇宙に浮かぶ「タバコの煙の輪」といったところで、臨場感満点の姿です。

 

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