8月の午後9時ごろ頭のてっぺんを見上げると大きな三角形に明るい星が並んでいます。それが夏の大三角形です。
夏の大三角形の3つの星の中でひときわ白く明るい星が七夕伝説に登場する「こと座」のベガ(織姫星)、 天の川をはさんで南側の対岸には「わし座」のアルタイル(牽牛星)が輝いています。
そして天の川の中をゆったりと羽を伸ばして南へ飛んでいく大きな「はくちょう(座)」を見ることができます。
今回はこの大きな三角形の中から二つの星雲を探していただきましょう。一つは口径が10cm以上ないとちょっと見るのが難しいこと座のM57、もうひとつは暗い空ならば双眼鏡でも確認できるM27です。
それでは先ずこと座のM57を探してみましょう。倍率40倍の天体望遠鏡代わりのマウスを持ってこと座の辺りをクリックしてみてくださいね。望遠鏡の視野の範囲にマウスが入るとM57へリンクしますよ。M57、とても小さい星雲ですから探すのはなかなか難しいのですよ。
M57、見つかりましたか? それでは次に「こぎつね座」のM27を探しましょう。こちらの方は口径5cm位の双眼鏡でも見つかるはずです。 えっ?「こぎつね座」どこですかって? 夏の大三角形の中にあるのですよ。7倍の双眼鏡の視野範囲ですから探してみてくださいね。
いかがでしたか? 夏の空の小旅行。 10月までは宵の西空に見えますから、これからでもぜひ見上げてください。
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